従業員は大事

戦略は紙に書けばそれが勝手に実現するものではありません。それを実行するのは従業員です。従業員の多くが疑問をもっている戦略は成功することはないでしょう。



つまり戦略とは対外的な視点(市場・顧客・対競合など)に有効なだけでなく、社内的な視点(従業員のやる気やスキル)からも実現可能なものでなくてはなりません。

外に対してある程度適切だった戦略が社内の抵抗で実現されなかった例として、資源メーカーの工場跡地を活用したスパ(温泉)事業があるそうです。
スパ事業は分散型事業であり、適切な施設を打って稼働率さえ高めれば十分に儲けが期待できる事業です。
経営ノウハウは、ヘッドハンティングなどで得ることが可能ですが、日本を支えてきた古くから続くメーカーは「いいものを作って売る事こそが存在価値」といったメンタリティが強く、そうしたサービス業を展開することは抵抗があり、計画は頓挫してしまったそうです。

つまり従業員にとっても「出来る」「やりたい」と思えるようなビジョンを描くことが必要になります。

方法としては
•「知らない」を「知っている」という戦略を周知徹底する
•「出来ない」を「出来る」という能力開発、外部からの人材を獲得する

•「やりたくない」を「やりたい」と考え方にシフトさせる。

といった点があります。

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