実際に見るまで売れない

新商品の開発にあたって、通常製品コンセプトを作ります。



そして消費者アンケートなどを用いてその製品が受け入れられるかを判断します。評判が良ければそのまま商品化しそうでなければコンセプトを練り直す、もしくはプロジェクトそのものを中止します。実務的に非常に大切なプロセスです。

しかしコンセプトの調査、テストが評判が良かったものが実際には売れないことや、逆にあまり評価されなかったものが売れてしまうことがあります。
これは顧客の気まぐれ、マーケティングリサーチの限界を示しています。
特に文章から実際の商品イメージを喚起することの難しさを表しています。

時代の最先端を行く製品・サービスになるほどこの傾向は強まります。

iphoneも当時CEOであったスティーブ・ジョブズのこだわりがなければ生まれなかったかもしれません。
このようなカリスマリーダーの逸話は美化されて伝わりますがそうした成功はいつ生まれるかはわかりません。

通常のプロジェクトにおいていかにこの問題を乗り越えるかはマーケター、開発者に課された大きな課題になります。

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