人間はあるカテゴリーの商品をまんべんなく検討して物を買うわけではありません。例えばシャンプーであれば2種類ぐらい、ビールであれば5種類程度の選択肢の中から選ぶことが多いはずです。
この選択肢のセットをエボークセットと呼びます。
一旦エボークセットに入ってしまえば人間はその中で製品を好みの程度に応じて選ぶようになります。その習慣はなかなか変わらず、逆に言えばいったんエボークセットから漏れてしまうとシェアを上げることは容易ではありません。
マーケティングではこのようにエボークセットの中に入ることがまず目標になります。そして入ったとしても選ばれる順位が下の方ではそれほど収益になりません。
だからこそ可能であれば好感度やブランドロイヤリティをともない第一想起ブランドとなることがシェア獲得に有効になります。
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