存在意義

世界では、“会社が何のために存在するのか?”の「パーパス(Purpose)」を重視する考え方がトレンドです。一部調査では、給与が下がってもパーパスが良ければ働きたい人が半数近くもいることが分かっています。



そこまで会社で働きたいモチベーションを維持できる「パーパス」とは何なのか。あのFacebook創業者マーク・ザッカーバーグ氏も重視しています。

米国で3,000人のビジネスマンを対象に行った調査によると、「人々の生活や社会に対してポジティブなパーパスを掲げる企業で働くならば、給与が下がってもいい」という回答がほぼ半数を占めたと言います。


パーパス(Purpose)は、日本語では『目的・意図』などと訳されることが多いですが、企業のブランディングにおいては『何のために存在するか?』、つまり『存在意義』のこと。

企業がパーパスを実現することで、人々の生活や世界に変化をもたらします。ポジティブなパーパスは、個々人・環境・世界へポジティブな影響をもたらします。重要なのは、従業員の心をがっちりつかんだパーパスであること、例えるなら磁石のように従業員を引き寄せる力がなくてはなりません。

しかし日本は「給料が下がっても勤務時間を短くしたい人」が世界一いることが分かっています。

順応せざるを得ない世界的な大きな流れ、そして世代的な傾向もあり、パーパス重視の考え方は、日本にもどんどん浸透していくと考えられています。しかし社員が会社のパーパスに賛同して働くようになるには、まだまだハードルが高いようで企業がパーパスを掲げる場合、まず、企業がパーパスをシンプルで分かりやすいものにすること。そうでないと社内全体での浸透はむずかしくなります。
次に、これからパーパスをつくろうとしている場合は社員がパーパスを作る過程に関わる仕組みを作ること。こういった事が必要になります。

コメント